PS4版「GRAVITY DAZE(1作目)」感想・レビュー

概要

・PlayStationStore:GRAVITY DAZE®/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
巨大な円柱の周囲を取り囲むように築かれた空中都市「ヘキサヴィル」。
この都市は「重力嵐」の脅威によって、壊滅の危機に瀕していた。
住処を失い、さまよう人々の姿も目立ち始めたヘキサヴィルの一角で、のちに、街の人々から「キトゥン」を呼ばれる少女が目を覚ます。
「重力猫ダスティ」との出会いを経て「重力使い」となった「キトゥン」は、嵐と共に現れた謎の怪物「ネヴィ」の脅威から人々を守り、嵐に「奪われた街」を奪還するために奔走する。
もう一人の重力使いの少女「クロウ」をはじめとする強敵たちとの戦いを経て、「キトゥン」は強く成長し、やがて街と自身をとりまく謎の核心に迫っていく…。


・『GRAVITY DAZE』 重力アクション解説ムービー



感想・レビュー

良いところ

・「空に落ちる」というユニークなゲームプレイ
・作品にマッチしたキャラクターデザイン・フォント・コミックイベント
・素晴らしいサウンドトラック
・トロコンが簡単
・60フレームであること
・Vita版から劇的にアップグレードされたグラフィック
・Vita版よりも重力スライドと回避アクションがやりやすくなっている気がする
・DLC3作が同梱&ギャラリーモードが追加

悪いところ

・物足りないサイドミッションと収集要素
・重力キックは空振りが多い
・多くの謎が残るストーリー
・CGモデルだとキトゥンがあんまり可愛くない



まとめ

移植を手掛けたBluepoint Gamesはまたしても素晴らしいリマスターを成し遂げました。
オリジナル版の良さを残しつつ、グラフィックやフレームレートを大幅にアップグレードし、PS4向けに操作を最適化させた手腕は実に見事です。

オープンワールドとして見ると物足りない部分もありますが、「空に落ちる」というユニークなゲームプレイは今でも十分に楽しめます。


【PS4】GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
ソニー・インタラクティブエンタテインメント (2015-12-10)
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おまけ①

本作の楽曲を手掛けた田中公平氏のインタビューをご紹介します。

・PlayStationBlog:『GRAVITY DAZE』×「ウォークマン®&ヘッドホン」のコラボモデル本日発売! 作曲家・田中公平氏最新スペシャルインタビューも!【特集第3回】

「何度も繰り返し聴くザコバトルの音楽やフィールドを移動する際に流れる音楽に気を使う」など、いろいろと興味深いインタビューです。
本作のBGMに惹かれた方は読んでみてください。







おまけ②:Nintendo Switchについて

全く関係の無い話になりますが、先日「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」が開催されました。
感想をざっくり書くと…

・任天堂ハードの集大成
→据え置き機+携帯機+体感ゲーム
→wiiの遺産も活用したい?
→いろいろな「遊び」の可能性は感じる

・クリエイターの世代交代
→宮本さんや青沼さんはプレゼンの最後に少しだけ登場
→比較的若いクリエイターが目立つ
→主力世代もスイッチ?

・箱庭マリオとゼルダは面白そう

・プレゼンで発表はされなかったがUBIソフトもスイッチ向けに発売予定
【参考】doope!:「Ubisoft」がRayman LegendsやSteepを含む“Nintendo Switch”対応作品を発表、Michel Ancel氏がSwitchを語る映像も
→ベセスダやエレクトロニックアーツも参入予定

・気になった点:
【引用】4Gamer:Nintendo Switchの対応タイトルまとめ。現時点で判明しているローンチタイトルは8作品に
・ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch
モンスターの大群を蹴散らす爽快なバトルが,Switch本体のみの状態で遊ぶ「携帯モード」でも楽しめる。
・魔界戦記ディスガイア5
Switch版では携帯モードにも対応しているので,持ち運びながらのプレイも可能だ。
この書き方だと携帯モードに対応していないソフトもあるように思えてしまいますが…
(深読みだったらごめんなさい)